よこすか海軍カレーの定義

よこすか海軍カレーは日本のカレーライスのルーツであることから、
基本的には「レトロ」、「昔なつかしいカレー」を特色とします。
原則は、海軍割烹術参考書(明治41年)のレシピに基づき調理したものとされています。

 

よこすか海軍カレー 五原則

○その1
「海軍割烹術参考書」(明治41年)のレシピをもとに現代に復元したカレーです
○その2
原則として、横須賀市内でしか提供できません
○その3
必ずサラダと牛乳をセットして提供しています
○その4
よこすか海軍カレーは「ご当地グルメ」です B級グルメではありません
○その5
カレーの街よこすかの認定店だけが名称使用を許可されています
 

【海軍割烹術参考書】

明治三、カレイライス
材料牛肉(鶏肉)人参、玉葱、馬鈴薯、「カレイ粉」麥粉、米
初メ米ヲ洗ヒ置キ牛肉(鶏肉)玉葱人参、馬鈴薯ヲ四角ニ恰モ賽ノ目ノ如ク細ク切リ別ニ「フライパン」ニ 「ヘット」ヲ布キ麥粉ヲ入レ狐色位ニ煎リ「カレイ粉」ヲ入レ「スープ」ニテ薄トロヽノ如ク溶シ之レニ前ニ 切リ置キシ肉野菜ヲ少シク煎リテ入レ(馬鈴薯ハ人参玉葱ノ殆ド煮エタルトキ入ル可シ)弱火ニ掛ケ煮込ミ置キ 先ノ米ヲ「スープ」ニテ炊キ之レヲ皿ニ盛リ前ノ煮込ミシモノニ鹽ニテ味ヲ付ケ飯ニ掛ケテ供卓ス此時漬物 類即チ「チャツネ」ヲ付ケテ出スモノトス
 

【海軍割烹術参考書:要約】

材料は、牛肉(鶏肉)、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、塩、カレー粉、小麦粉、米。
作り方は、肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを「四角にあたかもさいの目のごとく細かに切り」炒める。 フライパンにヘッド(牛の脂)をひき、小麦粉をきつね色になるまで炒め、カレー粉、スープを入れ、肉、野菜を入れて弱火で煮込み塩で味付けする。
スープで炊いたご飯にかけて漬物類(チャツネ)を付けて出す。
 
また、原則としては海軍割烹術参考書(明治41年)のレシピに基づき調理したものですが、下記の条件をクリアしていれば「よこすか海軍カレー」の名称を使用できることとされています。
 
材 料: カレー粉、小麦粉、肉(牛肉または鶏肉)、人参、 玉葱、馬鈴薯を入れる事。
調理法: カレー粉、小麦粉を炒ってルーを作ること。
提供法: 原則として、カレーライス、牛乳、サラダの3点 セットで提供。薬味にチャツネを付けること。
 

 

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